
京の夏の風物詩、祇園祭は千年以上も受け継がれた八坂神社の祭礼で、32基もの美しく飾り立てられた「山」や「鉾」が立ち並びます。コンチキチンという祇園囃子が奏でられ、周辺の旧家では「屏風祭」が行われます。京町屋「百足屋本店」にて祇園祭特製鱧懐石をご堪能後、大正時代からの旧家「紫織庵」では「屏風祭」をご見学いただきます。特別に、鉾見台から「八幡山」をご鑑賞いただきます。山鉾に込められた町衆文化に触れながら、祇園祭の歴史や魅力をお愉しみ下さい。
鉾町の一つ、新町通りにある京町家「百足屋本店」は、町家店舗の先駆けとなったおばんざい懐石で有名な人気店。祇園祭の頃に旬を迎える鱧は夏の京の味覚とされ、「祇園祭」は別名「ハモ祭」と言われています。「百足屋本店」では、祇園祭特製鱧懐石をご用意いたしました。また、二階のお席、「青海の間」からは南観音山を間近でご鑑賞いただけます。
祇園祭の期間、山鉾町の旧家では表格子を外して、屏風や鎧などを飾り、「ハレ」の設えに整えて、親戚知人を招いたり、通りを歩く人たちに見せる習わしがあります。これを「屏風祭」と言い、はれやかに立て巡らされた秘蔵の屏風は、長い歴史の中で培ってきた町衆文化の美意識と粋なおもてなしそのものです。心躍るお囃子の賑わいの中、祇園祭の息吹をお愉しみ下さい。
京町家の美術館といわれる「紫織庵」は、伝統的な建築様式にモダンな洋間を取り入れた貴重な歴史的建造物とされ京都市指定有形文化財に指定されています。歴史ある「紫織庵」では、美しく設えられた屏風祭を体験していただきます。その後、山鉾巡行の日まで一般には公開されない「鉾見台」より、八幡山とその数々の懸装品を解説とともにご観賞いただきます。お祭り情緒溢れる新町通りの賑わいをご体感下さい。