
京の夏の風物詩「祇園祭」。祭情緒が最高潮に達する宵山、祇園祭のメインストリート新町通は、毎年多くの鉾見物の人々で賑わいます。巡行前日の深夜、百足屋町では、南観音山だけの行事「あばれ観音」が行われます。深夜にもかかわらず多くの観光客や見物客が集まる祇園祭・宵山最後の行事です。伏見の銘酒「キンシ正宗」の利酒師による利き酒をお愉しみいただいた後は、表の新町通りで賑わう一日限りの神事を、特等席からご鑑賞いただきます。
駒形提灯の灯りと祇園囃子び音色に包まれて祭情緒が最高潮に達する宵山。毎年数10万人の人々が山鉾見物に訪れ、山鉾の多い新町通や室町通は祇園祭のメインストリートと呼ばれます。会場のくろちく天正館は南観音山が立つ百足屋町にあり、新町通に面した建物の二階からは、見物客で混みあうこともなく神事を鑑賞できます。
「キンシ正宗」の創業者堀野家の初代松屋久兵衛は天明元年(1781)に酒造りを始め、明治に入り、名水を求め伏見に進出しました。大正二年には大蔵省醸造試験所が主催した全国清酒品評会において全国第一位を受賞。昭和三年には昭和天皇即位の御大典を記念した超高級酒の「大吟造キンシ正宗」が好評を得るなど、日本全国から華々しい評価を受け、日本酒界で確固たる地位を築いています。
宵山の深夜、南観音山だけで行われる神事「あばれ観音」。ご神体の楊柳(ようりゅう)観音を台座に布で縛りつけ、激しく振りながら浴衣姿の町衆約30人が、「ワッショイ」と声をかけながら町内をかついで回ります。深夜にも関わらす、宵山のクライマックスの行事を一目見ようと、多くの見物客が集まります。