
華やかな王朝文化が生まれた大覚寺は、今もなお平安朝の雅な佇まいが感じられます。大覚寺は平安初期に嵯峨天皇の離宮として造営されました。光源氏の「嵯峨野の御堂」の姿を、伽藍と大沢池の景観に重ねてご覧いただける大覚寺。今回は特別に、美しい襖絵を持つ普段非公開の「庭湖館」にてお抹茶をお召し上がりいただき、大覚寺の貴賓館・天皇ゆかりの「秩父宮御殿」を特別拝観していただきます。源氏物語と大覚寺についての縁あるお話をお聴きかせいただき、風情ある大覚寺境内にてお食事後、平安時代の貴族も堪能した夏の風物詩「宮廷鵜飼」をお愉しみいただきます。
大覚寺は源氏物語の「源氏」姓の発祥の地と伝えられています。天皇をはじめ皇族の方々は姓を持ちませんが、源氏物語では、主人公の光源氏が皇族でありながら、「源姓」を授けられます。これは、嵯峨天皇が自身のご子息たちに「源姓」を与えたことに由来していると言われています。
大堰川に鵜飼船を浮かべ、その風情を愛でたという平安貴族の優雅な船遊びを再現し、鵜匠の巧みな手さばきを、かがり火に照らされた幻想的な情景をお愉しみいただけます。まさに、『源氏物語』第19帖で光源氏と明石の君が遠くに眺めた“大堰川での鵜飼の篝火”を、宮廷鵜飼船に乗船して間近でご覧いただくことができます。